射撃のシミュレータはクレー射撃の実射練習に有効か?【試射編】

クレー射撃
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はじめに

 クレー射撃のシミュレータ「ドライファイア」を使った練習は実射射撃の技術の向上に繋がるか検証する記事の第3回目です。
 今回の記事は射撃シミュレータを使用した実際の感想をレビューしたいと思います。

ドライファイアの仕組み

 ドライファイア本体の上の部分が稼働してレーザーポイントを壁面に映し出します。(ポイントは実際のクレーのように移動します。)それを仮想クレーとして銃で狙い、トリガーを引くと銃にセットしたポインターからレーザーが照射され、本体のポイントと銃から射出されたポイントがある程度合致すればクレーにヒットしたということになります。

射撃シミュレータドライファイアの設定

 ①射撃のキャリブレーション(調整)を行います。銃にトリガーとレーザー射出装置をセットし、壁に向けてトリガーを引きます。赤いレーザーポインターの表示が出てくるので、そこを狙って撃ちます。狙いを調整する作業です。
 この作業を失敗するとしっかり狙ったつもりでも当たり判定が出てこなくなりますのでもっとも重要な操作です。

 パソコン上の画面は上記のとおりです。

 プロジェクターを接続すると、射撃するポインターの部分に映像を映し出し、よりリアルな射撃を体験できますが、筆者は短焦点のプロジェクターを持っていないので、リアルなプレイはまだできません。

 画面左下のオレンジのポイントがクレーです。黒いつぶつぶが散弾のパターンです。散弾の中心からクレーがどれくらい離れているか見ることができ、自分がクレーの後ろを撃っているのか前を撃っているのか分析することができます。
 左上の緑マークはクレーにヒットしたショット。オレンジがミスしたショットです。画面ではオリンピックのトラップルールで17/25ヒットしたという結果になります。

ドライファイアの有効性

 筆者の実射でのトラップの最高点数はこの記事の執筆時で15点です。ドライファイアを20回程度プレイした成績が17点でした。実写とシミュレータの成績はかけ離れた点数ではありません。実写とシミュレータの実力は近い値のようで、少し期待が膨らみます。今後ドライファイアで練習を重ね、20点台をコンスタントに出せるようになった時に、実射撃も上手くなっているか比較したいと思います。
 また、クレー射撃がうまくなるには毎日銃に触って慣れることも重要と聞いたことがあります。家で、挙銃練習だけするのは飽きてしまいますので、射撃シミュレータを使って挙銃するのは有効だと思います。

ドライファイアと実射の違い

 射撃の反動がないため、二の矢の練習には不向きであると考えられます。初矢の練習には十分効果ありと考えます。
 シミュレータのキャリブレーション(調整)を間違えると、実射の時と狙いの位置がずれる可能性があります。クレーと照星を重ねるとヒットするのか、クレーを照星の上にしたときにヒットするなど、それぞれの違いを調整する必要が出てくる可能性はあります。
 クレーの動くスピードは忠実に再現されていますので、銃のスイング動作の練習には十分なります。

ドライファイアのメリット

 クレー射撃の実射練習は1回あたり3,000円が少なくともかかります。ドライファイア本体は13万円しますが、1日3ラウンドを2週間ドライファイアで練習すれば、ある意味ドライファイアの代金の元が取れるくらいの金額を練習できることになります。
 実射に効果があれば文句なしですけども。

おわりに

 シミュレータでの練習の効果が実射にも影響するか、今後実射をした際に効果があったかレビューしていきたいと思います。

コメント

  1. ワルツ より:

    スクリーンもしくは壁には背景は投影されるのでしょうか?どういった感じに映るか知りたいので記事にしていただけませんか?

    • むねさん より:

      コメントありがとうございます。背景は短焦点のプロジェクターがあれば投影可能です。私は、プロジェクターをまだ購入していないので投影はしておりません。背景なしでも十分練習にはなっていると感じています。

  2. みどみど より:

    はじめまして。教えてください。
    これはどちらで求められるのでしょうか?

  3. むねさん より:

    こちらはドライファイアの公式サイトで購入可能です。
    たまにヤフオク等で出品している方もいます。

  4. kazuyuki より:

    公式サイトを見たところ、壁の広さが結構必要そうに見えましたが、6畳ぐらいの部屋でも使えるものでしょうか?

    • むねさん より:

      返信がとてつもなく遅れてしまいましてすみません。
      6畳の部屋でも大丈夫です。遅く撃ちすぎると、壁の隅まで行ってしまう場合もあります。

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