散弾の弾の速さによる違いは?
クレー射撃の実包の弾の速さ(初速)は380m/s~420m/sと弾の種類によって秒速40㎡/s違います。時速で言うと144kmも違うので感覚的にかなり違ってきます。弾速が速い方がクレー射撃で使う散弾実包として優秀なのか自己流に考察しました。
弾速のほかにパターンや反動も弾の性能の要素ではありますが、今回の記事は弾速に限って書きたいと思います。
弾なんてどれも一緒でトッププレーヤーくらいが気にすればいい。弾速も大して違いないと言うベテランの方もいます。
確かに弾速に関してはその弾に慣れれば違いはないと思います。
その理由を自己理論により解説します。
クレーの撃破ポイントは自分からだいたい40m程度離れているところです。
400m/sの弾速の弾を使えば、0.1秒で発射された弾はクレーに命中します。(初速からの速度の減衰は今回は無視)
380m/sの弾であれば約0.11秒でクレーに命中します。
その差は0.01秒
0.01秒でクレーは約20cm~40cm程度飛行しますので、これまで380m/s程度の弾を使っていたところを400m/sの弾に変えるのであれば、遅い弾の時よりも20cm~40cm手前を撃てば、これまでと同じようなヒットを取ることができると考えられます。
ただし、自分の銃の動き的には1cmとかそれくらいの動きの違いかもしれません。射撃のタイミングも0.0何秒くらいの違いだと思いますので、慣れればそんなに違いはないという理論はその通りかもしれません。
しかし、弾速が速い弾の方がクレーの先を撃たなければならないという感覚が大きくなり、弾速が速いほど小さくなります。
地元の猟友会の人はクレーの先を撃てとよく言います。これは弾にこだわりがなく弾速が遅い弾を使っている方が多いからかもしれません。
クレー射撃をガチでやっている方は照星がクレーに追いついた瞬間撃てとかいいます。これは弾にこだわって弾速が速い弾を使っているからかもしれません。
筆者はクレーの先を撃つよりも、追いついた瞬間に撃った方が感覚的に狙いやすいので、弾速の速い弾を使っていこうと思います。
また、弾速が速い方が弾の持つエネルギーは大きいため、クレーにカスあたりしたとしてもクレーを破壊する効果が若干上がるのではないかと思います。
筆者がこれから使ってみようという散弾実包
セリア&ベロット シェリベロ
弾速が速く、パターンもいい。そして安いという三拍子が揃っている弾です。
「Olympic Class Shooting」というのはオリンピックで使っている方もいるのでしょうか?
弾速は420m/sを越えるらしいです。(確証はありません)
これまで筆者が使っていた入門者用の安い弾「インペリアル」よりも値段が安いのに弾速が速いという。もっとはやく出会えればよかったのにと思います。チェコのメーカーの弾のようです。有名メーカーではないから性能はいいけれども安く提供できるのかなと思ってしまいます。
薬莢が半透明で、散弾やワッズがうっすら見えます。初心者には実包の構造の勉強にもなりますね( ´艸`)
しかし、こうしてみると散弾は薬莢の先端にちょこっとしか入ってないんだなと思います。よくこれで空飛ぶクレーを撃ち落とせるものですね。
使った感想は今後記事にしたいと思います。
リオ スターチーム
こちらは、クレー射撃の競技を真剣にやられている方々から評判がよく、弾速もよくお値段も安い製品です。弾速は400m/sくらいかと思われます。まだ使ったことがないので、今後購入してみます。
ウインチェスター AA
これは評判がいいのですが、実包のお値段が安い実包の3割増しなので、もう少しうまくなってから手を出そうかなと思います。
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