照準合わせに重要なレーザーボアサイターの使い方について

レーザーボアサイターとは（クレー射撃）

　射撃の時にクレー射撃の教本には、「照星と中間照星がわずかに接触するのが正常である」との記載があります。
　人によっては、照星と中間照星が完全に重なる方や微妙にしか重ならない方など、さまざまかと思います。顔の骨格が人それぞれ、銃の作りも銃それぞれなので、それは当然のことかと思います。
　では実際にどのように見えれば弾が狙ったところに行くか、どのような照星と中間照星の見え方で、どのように弾が飛んでいくか実射撃前に判明させることができるのが今回紹介するレーザーボアサイターです。今回紹介するものは本物の弾のように装填して使用します。トラップのクレー射撃なら１２番のものを購入する必要があります。

筆者が使ったレーザーボアサイター

　筆者が使ったレーザーボアサイター散弾銃の１２番の弾と同じサイズのレーザーポインターです。これを装填すれば銃口からレーザーが射出され、レーザーの当たった部分に弾の中心がくると判別できます。
　つまり、レーザーが自分が照準を合わせた時にどの位置に現れるかで、どのあたりを狙えば中心に発射されるかわかります。
　照星の上にレーザーが照射されたのであれば、クレーが照星の上にあるときに撃てば中心を狙えます。※横に飛んでいる分は今回は考慮していません。上下の照準についての話です。
　照星とレーザーが完全に重なっているなら、クレーも完全に重なっている時に撃てば中心を狙っていることに理屈上はなります。
　レーザーボアサイターを使って、自分の狙いでどこに弾が飛ぶか把握するのは非常に有効なものと考えられます。

　散弾銃の弾の形状のものから上の画像のようにレーザーが出て射撃前の狙いと実際の弾の飛ぶ位置を把握できます。実際のクレーを狙うときのように２０メートルくらい離れた位置で照準を合わせるといいですね。※装填するので実射撃で実弾と併用はできません。あくまで射撃前の照準の調整につかいます。　

安く購入できるところ

アリババでの通販

　中国のショッピングサイトのアリババは日本からもアクセスでき、翻訳されたサイトのため、購入は十分可能です。安いもので送料込みで７００円くらいでレーザーボアサイターを購入することができます。
　中国サイトでも大手のためやや安心感があります。筆者はこちらで買いました。

オークション

　海外サイトから購入するのが不安な場合はオークションやショッピングサイトで購入できます。ただし、アリババで売っているものが倍以上の値段で売られていたりもします。海外サイトに抵抗がある場合はアマゾンで買えます。

実際に使ってみた…

　筆者が購入したのは上記画像のものをアリババで送料込みで７００円で購入しました！

　だがしかし、ミロクの上下２連銃に装填したところ、弾が若干大きくて、銃を折ったところが閉まりませんでした。

　アリババで赤色のボアレーザーサイターは合わない場合があるので注意が必要です！！

　中国製の粗悪ぶりを改めて知りました。安かろう悪かろうですね。オークションで同様製品が売っている場合もあるので気をつけて下さい。問い合わせしてから購入した方がいいですね。

　弾の後の部分が大きいようなので、金属用のヤスリで絶賛削りました。

　画像のように銃口からレーザーが照射されます。筆者が狙いを定めた時は照星とレーザーがちょうど重なるように見えております。

そして、個体差があるかもしれませんがレーザーは本体を回転させると照射位置が若干ズレました。もう少し精度がいいボアサイターで確認した方が実力向上に繋がるかもしれません。

まとめ

　中国製品には気をつけましょう。レーザーボアサイターは自分の狙いと実際の弾の着弾点を知るには非常に有効です。
　筆者は頬付けした際の照星の見える位置とレーザーの照射位置がほぼ一緒だったため、照星とクレーを重ねた位置を狙って追い越す瞬間に引き金を引くのが良さそうです。

安物ボアサイターはレーザーの照射位置が値段相応かもしれません。もう少し値段が高い方がいいかもしれませんね。

筆者は値段がはりますが少し値段が高い物を改めて試してみようと思います。使用したらまた記事にしたいと思います。