射撃は両目がいいか、片目がいいか。
筆者は物事を上手くしようとするとき、王道で進むよりも邪道で工夫するタイプです。
そこで今回は射撃の要である目について考察したいと思います。
精密射撃系の競技では片目で狙うのが一般的ですが、動く的を狙うクレー射撃では、両目で捉えるというのが一般的です。
クレー射撃では教習の時は両目で狙いましょうと指導されますが、両目を使うと狙いがぼやけて見えてしまいます。片目の方が正直見やすいかったです。
両目で見た場合、銃の横も見えてしまい、照星とクレーの位置がぼんやりとしてしまいます。見えるものが多いので視界が定まらないです。※練習を重ねれば解消されるのかもしれませんが…
ですので筆者がクレーを撃つのは銃をスイングさせて、クレーを追い抜く瞬間に撃つのですが、実際の追い抜く瞬間は、両目だと標的と照星がぼんやりと見えてしまうので、だいたいのタイミングで撃ってしまい、正確な狙いでの射撃ではありません。
片目で見た場合は視野は狭まりますが、照星とクレーが重なる瞬間を的確に認識することができます。
しっかりと狙えた方が射撃していて楽しいのではないかと思いました。
クレー射撃での片目狙いのメリット、デメリット
メリット
・狙いが定まります。両目ではぼやけて見えてしまう狙いがクリアになります。このメリットは数あるデメリットを払拭するほどの価値がある可能性があります。
・どこを撃ったかわかりやすいため、次の射撃に失敗点をフィードバックすることができる。
デメリット
・上手い人に聞くと、クレーの発見が遅れるとのこと。確かに発見が少し遅れる印象がありました。射撃のセット位置を射出口より上にしていましたが、同じ位置に変えることで解消できるのではないかと思い、次回検証したいと思います。
・片目だと動体視力が低下します、しかし、クレーは片目で追えないような速度ではないので、狙いが定まるメリットの方が大きいのではないかと考えます。ゴン・フリークスも片目ではコインの動きが捉えられませんでしたが、両目で見た時にはコインの動きを的確に捉えられたということがありました。
・視野が狭まります。しかし、クレーの射出位置がランダムというわけでもないので、視野が狭くなってクレーが捉えられないということはないでしょう。逆に視覚情報を制限することでクレーに集中することができる可能性があります。
クレー射撃の記録 「片目射撃の感触」
9月12日の記録です。
10mトラップ 14点 片目狙いと両目狙いを併用
15mトラップ 10点 片目狙いと両目狙いを併用
慣れない片目での射撃、約1カ月ぶりの射撃ということもあり、散々な点数でしたが、片目で狙ってヒットした場合は、これまでにないくらい、クレーが粉砕するケースが多かったです。狙いが定まっているという印象がありました。
逆に両目で売った場合は、照準が定まらず、だいたいこの辺かなという位置で射撃してしまっていました。
どこを狙って撃ったか把握できるため、少し上を撃ってしまったなとか、左を撃ってしまったなど分かりますので、次の射撃にフィードバックできるというメリットもあります。
現在トータル1500発程度撃っていますが、漫然と撃つのではなく、色々試行錯誤し、自分にあったスタイルを確立したいと思います。
もう少し、片目での射撃を継続してみたいと思います。
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